フェイスシートを活用してより良い介護を!

有料老人ホームに採用され、正社員として働くようになると色々な高齢者と接する機会が出てきます。そして、介護士として業務を行う時は、利用者のフェイスシートをチェックすることが大切です。
フェイスシートは利用者様のいろいろな個人情報が書かれているもので、そこには氏名や年齢の他、家族構成や生活歴、既往歴といった情報が書かれています。それらの情報に目を通しておくことで、利用者様の背景が分かるようになり、ケアに活かすことができます。
例えば、気難しい利用者様がいたとき、何も情報がない状態でコミュニケーションを図ろうとしてもうまくいかなかったりします。
しかし、フェイスシートにその人の趣味や好きなものなどが書かれていればそこから接し方を工夫していけます。

更に、フェイスシートには要介護認定の有無のほか、既往歴が書かれていることも多いです。外見的にはとても元気で意思疎通が出来る利用者様に見えても、実は重い病気を患っていたり認知症だったりするケースはよくあります。
事前にフェイスシートをチェックして、その利用者様が認知症があるとそこで分かっていれば、注意を払うことができ介護事故を未然に防ぐことも可能です。
フェイスシートには個人情報が書かれているのでアルバイトの方が見る機会は少ないですが、正社員として有料老人ホームで仕事をするようになると見る機会が出てきます。ケアの質を向上させたり、介護事故や感染症等を予防したりと、より良い介護を行うためにも目を通しておきましょう。
こういう知識を持っておくことが、有料老人ホームで質の良い仕事を行うためのコツです。